池上総合通院日→父転倒

はれ。10度前後でそんなに寒くはない。

 

10時前、気分だけでも上げていこうとHDを出して出発。

10時半には池上着

聞くと昨日トイレで転んでしまったとのことで、背中が痛いらしい。

着ているトレーナーは洗濯機で付いた洗剤のカスだらけ。

とりあえず時間が迫っているので

大城通りまで歩いて行ってからタクシーを拾い、池上総合病院まで。

 

どうやらふみの推薦がダメだったことがかなりショックだったらしい。

それで転んだんじゃないかと言っていた。

30分ほど待ち、問診。

先生曰く、管を入院中に入れたので今回はまだ止めておくとのこと。

出し入れをするだけでも傷など付くと

また菌に感染するリスクがあるらしい。

 

その時元気ならそれでいい

出てから病院前から家へ向かって歩く途中にある中華屋で食事。

父はレバニラ定食に中ジョッキ。ご飯を少し残したがほぼ完食。

これだけ飯が食えるんから、と今思えば勝手に安心したがる自分。

 

ちょっとつらいかな、と言いながら帰りは歩いて家まで行くことに。

なんどか立ち止まって休憩を入れ、やっと家の裏手まで到着。

父はもう一息いれようとグラグラの黄色いコーンに手をかけて

そのまま頭から転倒、流血。

 

その間、体も動かずただ呆然と父が倒れるのを見ていただけ。

俺がついていたのに何の役にも立たなかった。情けない。

 

 

結構出血があったので、ハンカチで止血、受け答えははっきりしていたので

少し休ませてからゆっくり立ち上がり、部屋に入る。

とりあえず血をなんとかして、薬箱にあったガーゼを当てて

とりあえずの応急処置(といえるかどうかは分からない)をする。

 

血が出ている以外はしっかりしていたので、

一旦自転車で出て池上のダイソーで大きな絆創膏を買い、

戻ってあらためて体裁を整えたらまあなんとか落ち着いたように見えたので

まあ大丈夫かな、と勝手に思って帰る。

今思うと完全に安全バイアスだと思う。

 

帰って電話をすると、寝ている間にまた血が結構でてきて

絆創膏を貼った、なんて言っていてにわかに焦る。

やっぱりあの時、落ち着いたらタクシーでも何でも拾って病院に行き

縫うなりなんなり処置をしてもらうべきだった。

大丈夫でいてほしい、大丈夫なはずだよな、と

事態を軽く見ていた。

 

♯7119で状況を説明しどのような対応をしたらいいか聞くと

やはり高齢だし脳神経の診察を受けた方がいい、との答え。

5つほど病院をピックアップされ、

連絡を入れてから行くよう(先方にキャパシティがない場合があるため)指示される。

 

9時ごろ、経過報告と父より電話。

出血は8割方おさまったから大丈夫、明日の様子で

病院を受診するとのこと。

 

反省すべき点はいろいろあるのだが

その前にやってしまった、何もできなかった、という気持ちに完全に負けた。

そして逃避としての安全バイアス。

起こってしまったことは起こったこととして

これからどうすべきかを冷静に判断しなければ。

ゆきえさんも入院以降も調子が悪いし、対応できるのは自分だけなのだ。

 

とりあえず明日は朝電話をして父に様子を聞き

病院に行くということであれば対応してもらえる救急外来を探して

タクシーを手配し、自分が行かなくても先に診察してもらえるように調整する。

 

だんだんとQOLが低くなっていく父を

必要以上に哀れっぽく見るのはやめよう。

それは仕方のないことなのだ。

いまはやれるべきことを、やれるひとができる範囲でやること。

それだけだ。